アオウミガメ
小笠原は日本で最大のアオウミガメの繁殖地。3月頃から島の近くに集まり、交尾をする姿が見られるようになり、5~7月は産卵、8~9月は孵化が見られます。小笠原で見かけるウミガメは、ほとんどがこのアオウミガメですが、アカウミガメ、タイマイも稀に見ることができます。


6月、7月は、街の中心近くの浜にも産卵にやってきますので、宿から歩いてすぐの浜でも産卵が観察できる可能性がありますが、ライトを当てたり、騒いだりすると産卵せずに海に戻ってしまいますので、この時期は注意して下さい。貴重なアオウミガメの生息数を守る為に、ご協力をお願いします。
カツオドリ
通年を小笠原で過ごすものもいますが、冬は離れて南下し、毎年5月頃戻ってきて、11月位にかけて南島で営巣します。6月頃は卵を守る姿が、7月頃は、真っ白なヒナの姿がよく見られます。10〜11月には一人立ちし、島を離れます。

アホウドリの仲間
翼を広げると2mにもなる巨大な海鳥。世界に13種類いるアホウドリ科の内、北半球に生息するのは3種で、そのうちの2種、クロアシアホウドリ、コアホウドリが小笠原のケータ列島で繁殖しています。夏の間は洋上で生活し、11月下旬〜5月にかけて繁殖のために島に戻って営巣します。5月下旬には生まれたヒナが巣立ちをします。
クロアシアホウドリ 数は多く、3月には父島周辺でも見かけることがあります。
コアホウドリ 絶滅危惧種、数は少なく、ケータ周辺でしか見られません。
クロアシアホウドリの求愛行動



アホウドリ繁殖地の小笠原への誘致
アホウドリ 2002年12月撮影北半球で見られるもう一種、アホウドリは特別天然記念物で絶滅危惧種です。繁殖地は伊豆諸島、鳥島で、全世界の大部分がここに生息しています。しかし鳥島は火山島で、噴火による全滅の危険と隣り合わせのため、少数の飛来が確認される小笠原ケータ列島の鳥島への、繁殖地の誘致プロジェクトが進められています。将来、ケータでは北半球で見られるアホウドリ3種すべてが繁殖し、観察できるようになるかもしれません。
このページに使用されているアホウドリ3種の写真は、調査に同行した際に許可をもらって撮影したもので、現在、ケータ鳥島への上陸は禁止されています。観察、撮影は海上からならOKです。冬の間はなかなかケータヘは行くことが出来ませんが、比較的海が安定する4、5月位にケータへ行くことが出来れば見られるでしょう。

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