様々な種類の生き物が集う、世界有数の地域
800種類の魚類に20種類の鯨類
伊豆半島とミクロネシアの北端、北マリアナ諸島を結んだ線のちょうど中間あたりに位置する小笠原のフィッシュウォッチングの面白さは、伊豆に住む魚と、ミクロネシアに住む魚を1ダイブで同時に見る事が出来る点にあります。日本固有種、ユウゼンはどのポイントでも見ることができ、伊豆諸島でお馴染みのテングダイ、レンテンヤッコ等も見られます。かと思うと、主にサイパン、グアムに住み、日本の他の地域では見ることができないコガネヤッコ、ベニゴンベの姿も。小笠原が東京都でありながら、ミクロネシアの一部でもあることを実感でき、こういったことを知っておけば、小笠原でのダイビングがいっそう楽しくなります。
太平洋のど真ん中に位置する小笠原では、イルカ、クジラの仲間も数多く、しかも高確率で観察できます。父島周辺ではミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカの2種類のイルカが通年見られ、ミナミハンドウイルカは状況がよければ一緒に泳ぐことが出来ます。クジラは、冬~春にかけてはザトウクジラがほぼ100%見られ、夏〜秋には沖合でマッコウクジラを見ることが出来ます。その他もマダライルカ、コビレゴンドウ等、確認されたイルカ、クジラの仲間は20種類以上、種類の多さ、見られる確率の高さ共に世界でも有数の地域です。
日本最大のアオウミガメの産卵地でもある小笠原。春には交尾、夏には産卵~ふ化と、季節を通じて、アオウミガメの生態を観察できます。また海鳥の営巣地が多く、カツオドリのように広く分布するものから、コアホウドリ、クロアシアホウドリという貴重な種類まで、日本で繁殖する海鳥の約1/3が、小笠原で繁殖しています。
800種類の魚類に20種類の鯨類、ウミガメに海鳥、この豊かな生物達が季節ごとに繰り広げる生命の営み、一年中見どころいっぱいの小笠原の海の生き物達をここでは紹介しましょう。

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